お刺身の定番☆マグロの美味しい見分け方

 

 

大和郡山市（in 奈良）の中央卸売市場水産⑦の山小商店です！

 

 

お刺身のド定番といえば《マグロ》！

日本は世界でもマグロ消費大国だってご存じでしたか！？

なんと世界で生産されるマグロの４分の１が、日本で消費されているんです！

漁獲量でいうと日本はインドネシアに次いで世界第２位（2020年）なんですって。

 

今回はそんな《マグロ》をピックアップしました。

 

 

マグロといえば…！？

 

①「止まると死ぬ」

マグロといえば、「止まったら死ぬ」ことで有名ですが、なぜ止まったら死んでしまうかご存じですか？

魚の多くはエラをぱたぱた動かすことによって、口からエラに水を通して酸素を吸収します。

…が、なんとマグロには、このエラを動かす筋肉がないんです！

マグロは、エラを動かすのではなく、口を開けて泳ぐことで自然とエラに水流が当たり、新鮮な酸素を取り込みます。なので、泳ぎを止めてしまうと酸素を取り込めなくなり、窒息死してしまうんです。

そりゃ、止まると死にますわね…。

 

 

 

②マグロの部位

お寿司は食べるけど、実はどこの部位なのかよく知らない…なんてことないですか？

マグロには、メジャーな「赤身」「中トロ」「大トロ」だけでなく、他にも食べれる希少部位があります。

 

赤身

赤身は、背側にあり、脂が少なく身は硬め、低カロリーで高たんぱくな部分です。大トロ・中トロと比べて安価ですが、特有の重量感ともちっとした食感から人気を博しています。

 

 

 

中トロ

中トロは、腹身と背身にあり、適度に脂がのっており、大トロ、赤身、血合いをのぞいた部分になります。脂と赤身の部分のバランスが良く、程良い甘みと脂ののりが大きな魅力ですね。

 

 

 

大トロ

大トロは、腹身の最も脂が多い部分です。特にカマ下のカマトロはとても美味しい部分です。マグロの部位の中で最も値段が高く設定されます。

 

 

 

 

カマ

カマはマグロ１本から２個しか取れない希少部位です。塩焼きがめちゃ美味しい！

 

 

 

ほほ肉

言わずもがな”ほっぺた”です。頬なんで２個しか取れない希少部位になります。弾力抜群の食感です。

ほほ肉ステーキが有名ですね。

 

 

 

頭肉

頭肉は”脳天”とも言われます。２個しか取れません！少し筋があるので、歯ごたえがあります。

 

 

 

目玉

これもそのまま”目”です。どう考えても２個しか取れません(笑)煮付けがオススメです。

 

 

 

中落ち

中落ちとは、中骨の周りに残った骨についている部分ですので解体時にしか出ません。脂ものっていておいしいところです。贅沢に中落ち丼がオススメです。

 

 

 

血合い

 

マグロは血合いも食べます。鉄分たっぷり取れますよ。

 

 

 

 

 

美味しいマグロの選び方

美味しいマグロを見分けるポイントをご紹介します！

 

• 色が鮮やかな赤色かピンク色をしているか

　　　マグロは鮮度が落ちると、やや黒ずんだり、白っぽくなりますので要注意です！

• 筋は薄く、筋の入り方は柵に対して平行か

　　　刺身として切った時、筋と包丁が垂直になることで舌触りが良くなります。

• 赤や黒の斑点が出ていないか

　　　黒や赤の斑点は血栓で、血抜きがうまくできていない時に起こります。

　　　冷凍マグロの安いものによく見受けられます。

　　　血栓は血の塊なので、生臭さや痛みの原因になりますのでよく観察して選んでください。

• トレイの中にドリップが出ていないか

　　　ドリップがある＝解凍時に旨味成分や栄養分が流れ出ています。

　　　時間が経過したものほどドリップが出やすく、味も鮮度も落ちています。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　⇧黒ずんでいるのがわかりますか？

 

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。次回マグロを食べる時は、ちょっぴし意識してマグロを観察してみてくださいね！

ちなみに、5月2日は国連によって『世界まぐろデー』に制定されています。今年の連休はマグロを食べるのもありかも！？

 

 

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